【初めてのICT】ICT施工を成功させる現場条件

工事規模や納期から見える、ICT施工にトライしやすい状況かを確認できるチェックシートをご用意しました。

チェック内容

この記事のゴール

  • 工種以外に何を整えれば初回で成果が出やすいか、5分で把握する。
  • 読み終えたら、そのままチェックシートで点数化できる状態にする。

確認すること

 1. 工事規模

  • 5000〜10000m³程度、または請負 金額:数千万円〜6000万円のレンジなら、初めてのICTと相性◎
  • 小さすぎる→効果が数字化されにくい/大きすぎる→初期の試行錯誤が重荷になりがち

2. 工期の余裕

  • 短工期ではないこと。段取りと検証の“初期コスト”を吸収できる余白があるか
  • 目安:立上げのため半日〜1日を確保できる、工程の山場と重ならない

3. 工種(ICT向きかどうか)

  • 土工・舗装工など、“面”や“勾配”を扱う作業は効果が出やすい
  • 位置出し/出来形の手戻りが出やすい作業ほど、短時間で成果を体感しやすい

4. 発注者の制度・協力度

  • 特記仕様書で指定、または加点対象になっているか
  • 監督と出来形判定面(例:仕上げ面)の事前合意が取れるか → 現場の迷いが減る

5. 現場条件(制約の少なさ)

  • 用地・隣接条件が比較的シンプルで、アクセス/準備が容易か
  • 交通処理や夜間など、時間・空間の制約が強すぎないこと

6. 社内体制(人員・教育)

  • 担当者が学ぶ時間を少し確保できる、または外部サポートを活用できる
  • 最低限:運用担当1名+OJT1名(初回のみ外部の現場立会いがあると安定)

 

ここまで読めば、下のシートで「YES/NO」をつける基準が揃いました。
それぞれ当てはまれば YES にチェック、迷う場合は NO(または次の現場で準備)に。

1分ミニ確認

判定

合計10点以上だった場合 ― 今すぐ、小さく実装してみよう!

その現場は、初めてのICT施工にちょうどよい条件がそろっています。

既存の社内体制でできそうであれば、まずは小さくトライ!

もし、足りない部分があれば、遠慮なくワクワークに相談ください!不足部分を補うサポートをいたします。

合計9点以下だった場合― 範囲を絞って試行してみよう!

あなたの現場は、始める素地はありますが、範囲と方法を絞ることで成功確率が高まります。

今回は難しくても、次の現場で取り入れるための準備ができるかも。

範囲の切り出し・段取り調整を提案しますので、

まずはお気軽に、ワクワークにご相談ください!

どれかが明確にNG ー 今回は見送り推奨。

次の案件に向けた準備(発注者合意・体制づくり等)を一緒に進めましょう。

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