【初めてのICT】ICT施工を成功させる“土台チェック”
考え方や社内体制からICT施工にトライしやすい状況かを確認できるチェックシートをご用意しました。
チェック内容
この記事のゴール
- 5項目(意識/体制/設備/時間/コスト)を3分で自己採点できる。
- 点数に応じて今日からできる打ち手が分かる。
確認すること
ICTへの意識・知識
- 興味や、やる気があれば、 初回の小規模試行に必要十分です!
体制(人材)
- 若手やITに対してアレルギーのない任せられそうな人材いることが、好ましいです。
ICT関係の設備
- 杭ナビなど簡易設備あれば、ばっちりですが、ない場合でもレンタルなど代替案がいくつかあります。
現場リソース(時間的余裕)(配点:1〜3)
- 試せるようなパイロット現場があればベストですが、工期などを見てトライできるか要確認
コスト感・採算意識(配点:1〜3)
- 金銭的な余裕があるのがベストですが、なくても対応できます。
1分ミニ確認
診断シート①の各質問で1〜3点を選び、合計点を出します。
迷う場合は低い方に倒し、備考に不安点をメモしておくと次の打ち手に繋がります。

点数の見方と“次の一歩”
12点以上 — いまこそ始めどき!
条件は十分です。小区間×短期間で即トライしてみましょう。不安があれば、ワクワークのICTサポートをご利用ください。
9〜11点 — もう一押しで実装OK
足りない1–2点を埋めてから着手。
例)立上げ半日の確保/担当1+OJT1の明確化/機材レンタル。
9点以下 — 範囲を絞って“試し打ち”
素地づくりから。
区間を絞る/位置出しだけICT化/ミニ講習+OJTで次につなげる。
各点数の具体的な上げ方は、
ICTへの意識・知識(配点:1〜3)
- 1点:知らない だった場合、まずは“どんな場面で役立つか”の理解から。社内勉強会/見学をしてみましょう。
- 2点:知っているが興味なし だった場合、まずは現場の課題(手戻り・丁張負担など)とICTの対応関係を可視化すると一歩進むでしょう。
- 3点:興味あり・やる気あり だった場合、初回の小規模試行に必要十分です。次は具体的な現場選定へ。
体制(人材)(配点:1〜3)
- 1点:推進役がいない 場合、 外部伴走で立上げ+社内で“担当候補”を明確化しましょう。
- 2点:若手はいるが意識低め だった場合、 1現場のOJT体験で“できた実感”をつくるのが近道です。
- 3点:任せられそうな人材あり の場合、 運用担当1名+サブ1名で役割固定(配布・測量・記録)。
ICT関係の設備(配点:1〜3)
- 1点:設備なし の場合、 レンタル前提でもOK。まずは杭ナビ/快測ナビの一式を確認。
- 2点:最低限あり(ASP程度) の場合、 試験導入可。試し区間で位置出し+出来形から。
- 3点:杭ナビなど簡易設備あり の場合、 立上げが速い。データ受け渡しテンプレも用意。
現場リソース(時間的余裕)(配点:1〜3)
- 1点:余裕ゼロ の場合、 無理せず次案件で。今回は段取りのみ準備。
- 2点:忙しいが工期次第で挑戦可 の場合、半日立上げ+日次で“色分け→是正→再測”を1回確保。
- 3点:試せる(パイロット)現場あり の場合、100〜200mの小区間から安全にスタートしてみましょう。
コスト感・採算意識(配点:1〜3)
- 1点:全く余裕がない 場合、 レンタル費・外部支援は見送り。助成情報を収集して次へ。
- 2点:費用対効果が見えれば可 場合、 再測削減・段取り短縮をKPIに“数字1つ”で回収設計。
- 3点:いつでもトライできる 場合、 らくらく施工→部分ICTの2現場連続まで計画をしてみましょう。
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